わたしは中学、高校とずっと自転車通学で、
京都の大学に進学してからも、下宿先からは毎日自転車で通っていました。
パンクをしては修理にだし、撤去されては取りにいき、
カゴを盗まれてもめげることなく使い続け、
それはもう、生活にかかせないものとなっていました。
大学3回生の秋、いろんなことに悩んでいたときは
迷いや葛藤をどこにぶつけたらいいのかわからなくて
無心でペダルを踏み続け、奈良県まで走ったこともありました。
道路の標識だけを頼りに5時間ちかく走り続けたことは
いま思うとちょっと笑っちゃうけれど、
心細いときにもそっとよりそってくれるのが自転車だったのかなあと思います。
東京にきてからは自転車がなくても暮らしていけているのですが
やっぱりときどき恋しくなって、
仕事の帰りに自転車屋さんをのぞいたりしています。
けれど毎回
値段や、みょうにぴかぴかしたサドルやベルをひととおりみた後に
「やっぱりいいや・・・」と猫背ぎみに店を後にしてしまいます。
ああ、でもやっぱりほしい。
明日の帰りも、お店をのぞいてしまいそうです。
きになる!
30円